ひと昔前までのように、腕や馬力があるだけでは勝てなくなってきている今のタイムアタック。
車両製作が非常に難しく、お金がさらにかかる時代になってきていると思う。
初代FDは岡山で33秒台がでた。
この車のコンセプトは、今となっては足りないが、当時では十分空力を活かした車両。
馬力も空力も当時の自分なりに拘った1台だった。
当時の岡山のFDレコードがでた。
2代目は、空力に一切拘らず、とことん軽量化した。
1発のであれば970kgほどでアタックできる仕様。
軽さはとてつもなくえらいことが分かった。
これも1週間ではあったがセントラルのFDレコードがでた。
3代目である今回の車両は、今のところ特に色はない。
今となっては古くなってしまったTO4Rで500馬力以下。
ブーストも今までとは違い、かつてはレースで設定していたブースト以下でシェイクダウンが終わった。
タイヤが古い。燃料満タン。買ってきた状態から変わったのはエンジンを復活しただけ。
この状態で21秒前半なのは、特に悔しいことではないのだが、この先20秒切りがなかなか見えない。
きっと今のままハイブーストで新品タイヤであれば20秒切りは可能だと思うが、それ以上は不可能だろう。
今回の車両のコンセプトは「綺麗な車でタイムを出す」にした。
今の状態にするのに購入してからかなりの費用がかかったが、方向性を決めなかったらこれから先無駄に、無限に、費用がかかる。
ただ「綺麗な車でタイムを出す」とは外装が綺麗とか内装が綺麗とかだけではなく、運転席に座った時に快適性を残したような言わばGT3のような車両を目指したいと思っている。
今の仕様は先シーズンを一瞬でも走らせるためのまだ暫定仕様。
来シーズンに向けて、速くなることは間違いないが、このコンセプトでどこまでいけるか予想ができない。
タービンを替えて、ハイオク550馬力以上が空力がない今の車には必須条件。
とりあえずタービン、インジェクター交換をしてシーズン関係なく、データをとる必要がある。
とにかくお金がかかる車だが、この先が楽しみな車両になった。